ドキュメント
判断とフィードバック
直した、採用した、却下した、という記録の残し方と、それが検索をどう変えるか。
会話を残すのは半分です。Agent Memory は、エージェントの出力がその後どうなったかも残します。次のエージェントは、自分の最初の思いつきではなく、あなたの判断から始められます。
3種類の記録
| 記録 | 中身 |
|---|---|
| フィードバック | 文脈、エージェントの出力、それへの反応(直した、採用した、却下した)、直した後の内容と理由。エージェント、ワークスペース、時刻も付きます。 |
| 振り返り | フィードバックをあとから見直した記録。最終的な判断、結果、確信の度合い。最初の評価と食い違ったときは、評価が反転したことを記録します。 |
| 選好ペア | 同じ文脈に対する、採用した出力と却下した出力の組。重みを持ちます。 |
記録するのは誰か
エージェントが MCP のツールで記録します。アプリの初版には、これらの記録を扱う画面はありません。データとしては残っていて、CLI と MCP から扱えます。
| ツール | 使える場所 | 記録するもの |
|---|---|---|
memory_create_feedback_event | MCP stdio | フィードバック |
memory_create_decision_review | MCP stdio | 振り返り |
memory_create_preference_pair | MCP stdio | 選好ペア |
memory_log_event | MCP stdio | 途中経過などのイベント |
memory_feedback | Remote MCP | 記憶が役に立ったか。採用、却下、修正のいずれか |
フィードバックを作るときに source_event_id を渡すと、送り直しても重複しません。同じワークスペースで同じ値なら、既存の記録を返します。
検索がどう変わるか
検索はこれらの記録を数に入れます。クラウドの記憶検索では、採用したフィードバック、成功とした振り返り、選んだ側の選好ペアで記憶の点数が上がり、その逆で下がります。手元の検索も、最近のフィードバック、振り返り、選好ペアから同じように順位を調整します。採用したものは上へ、却下したものは下へ動きます。
例
{
"input_context": "Webhook の送信にリトライを入れて",
"ai_output": "成功するまで30秒ごとに再送する。",
"user_reaction": "リトライの方針を直した",
"user_correction": "指数バックオフで最大5回。4xx は再送しない。",
"corrected_output": "指数バックオフ、最大5回、4xx は除外。",
"state": "corrected",
"reason": "4xx はリクエスト自体が間違っている。送り直しても直らない。",
"agent_id": "codex",
"workspace": "payments-api"
}